コンテスト審査員

(順不同)

分山貴美子(くちぶえ奏者)

国立音楽大学卒。独自の演奏スタイル「くちぶえとピアノに弾き吹き」で殆どなかったくちぶえ奏者を手探りで志す。2007年国際口笛大会成人女子の部で、クラシックとポピュラーの総合優勝。“ラブリー・チューン”と講評される。これを機にビクターエンタテインメントよりCD「くちぶえ天国」をリリース。2014年国際口笛大会(IWC2014)大会審査員。「おかあさんといっしょ」で作詞作曲、テレビ朝日「モーニングバード」などのドキュメントでは珍しいくちぶえ人生をしばしば特集される。映画「東京タワー」、CM、CDのレコーディング、スマートフォンアプリケーションの発売、CD付き口笛教則本を出版、くちぶえ講師として育成もしている。サザンオールスターズの関口和之氏のウクレレバンドメンバーとしてレコーディングやハワイ公演に毎年参加し、ウクレレ弾き吹きでの活動も広げつつある。インコのようにくちぶえをさえずりたい♪ウクレレに止まっている人形のオウムスキャトも担当し、本物の大型インコとの共演を夢見て活動中。

ヒールト・シャトロー(口笛奏者)(オランダ)

物心ついた頃から口笛を吹いて育つ。リコーダーやフルートも演奏するが、唇のみを楽器として使う口笛演奏が特にお気に入りで、国際口笛大会(IWC)で3回の優勝経験を持つ。それは義理の妹が冗談で大会出場を勧めたことから始まった。2004年に実際に出場し優勝。更に翌2005年、そして2008年に日本で開催された同大会でも優勝した。
その2004年の国際口笛大会については、その様子を撮影し、のちにエミー賞を受賞したドキュメンタリー番組「Pucker Up! – the fine art of whistling -」が、ケイト・デイビスとデビッド・ヘリブローナによって作成され、40カ国以上で放送された。(訳注:日本でもNHK「地球ドラマチック・魔法のくちびる」として放映)
2005年にフェイ・ロフスキーの元で、バンド「Ocobar」とともに作成したCDをリリース。
2008年に主にクラシックを収録し、様々な国のミュージシャンとともに作成したセカンドアルバムをリリース。
ある新聞記者がヒールトのコンサートについて、次のように新聞の見出しを記した:
「スタンディングオベーション。シャトローに吹き飛ばされた聴衆から」

柴田晶子(口笛奏者)

秋田県出身。分山貴美子さんのコンサートを聴き、口笛音楽の素晴らしさに目覚める。
2008年より国際口笛大会(IWC)に出場。成人女性部門にて、2008年は総合2位(ポピュラー部門1位)、
2009年は総合3位(クラシック部門1位)、2010年は総合1位、2012年も二度目となる総合1位を受賞。
2010年“口笛フェスタパカラマ!”にてパカラマ!オブザイヤーに選ばれる。
同年より毎年ヨーロッパ・アジア各地で演奏し好評を博す。2012年埼玉県川口市より芸術奨励賞を受賞。
2014年、IWC(日本開催) にて大会審査員を務め、またその年のEntertainer of The Yearを受賞。
現在、フリーの口笛奏者として演奏活動を行っている。日テレ「嵐にしやがれ」、TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」、
NHKラジオ「音おばけの冒険」、NHKドラマ「ロンググッドバイ」、その他TVコマーシャルの録音に参加。

森りか(ピアニスト)

4歳よりピアノを始める。桐朋学園付属[子供のための音楽教室」、桐朋女子高等学校音楽科を経て、洗足学園大学音楽学部ピアノ科を卒業。1987年蓼科高原音楽祭賞、1991年読売新人演奏会に出演。同大学在学中よりピアノコンチェルトをオーケストラと共演。ファゴットマスタークラスでの海外演奏家との共演など、ソロ・室内楽等でも活躍している。これまでにピアノを新井精、岩本義哉、林秀光の各氏に師事。
2003年より続く口笛リサイタルでの共演をきっかけに、2005年より「口笛吹きたちの音楽祭」シリーズにて国内の口笛奏者多数と共演。2008年第35回国際口笛大会 in Japan (IWC2008)のコンサートでは、ヒールト・シャトロー氏、ミッチ・ハイダー氏など海外口笛奏者とも共演。2012年口笛フェスタパカラマ!や口笛コンサートで多数の口笛奏者とふれあい活躍している。
2014年 国際口笛大会(IWC2014)大会審査員を務める。

りょうすけ(くちぶえ奏者)

東京都出身。「のどウォーブリング」(トリル奏法)スタイルのくちぶえ奏者。テナーサックス奏者 秋本薫、くちぶえ奏者 ヒールト・シャトロー、分山貴美子の各氏に師事。
NHK、FM東京、FOX(アメリカ)などメディア出演も多数。NHKドキュメンタリ「わたしが子どもだったころ・湯川れい子篇」やTBS「駅弁刑事・神保徳之助」等のドラマなどの口笛シーン吹き替えも担当。ポピュラー、ジャズ、ラテン、クラシックとジャンルにこだわらず、ライブ、コンサートなどの活動を通じて、くちぶえ演奏の可能性を追求している。
2008年 第35回国際口笛大会(IWC)をアメリカより招致し、プロジェクトリーダーに就任し日本初開催(茨城県牛久市)に尽力。
2010年 及び 2012年 口笛フェスタ「パカラマ!」をアメリカより招致し、開催責任者として日本初開催(神奈川県川崎市)に尽力。
2012年 日本初のくちぶえのクラシックCD「バロックくちぶえ〜精霊の踊り〜」をリリース。
2013年 第40回国際口笛大会(アメリカ)にて、アライドアーツ成人男性部門2位入賞。
2014年 その年で最後の開催となる、第41回国際口笛大会(IWC)のディレクター及び音源審査員に就任し2度目の日本開催(神奈川県川崎市)に尽力。
2015年 マスターズ国際口笛音楽フェスティバル(アメリカ)にて、年間最優秀口笛奏者に与えられる「アレン・デハート賞」を受賞、及び、弾き吹き(自己伴奏)部門2位入賞。
2015年4月より東京都下にて常設の口笛ワークショップを主催、また他方では、”WhistleTuner”や”WhistleTutor”など、口笛の音程などの技術向上のためのスマホアプリを独自に開発するなど、口笛演奏習得のための活動も行っている。
2015年、すでに終了した国際口笛大会(IWC)のスタイルを継承することを目指した”The World Whistlers Convention”のディレクターに就任し、2016年からの日本での定期開催に向けて準備を進めている。