口笛に関係する楽しい話題から、少しディープなテーマまで。
口笛演奏にちょっと興味のある方、極めている方、色々な方に来ていただきたい口笛シンポジウムです。
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日 時: 2024年5月30日(木) 14時開場・14時半開始 〜 16時半頃まで
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場 所: 川崎市男女共同参画センター・すくらむ21 ホール(850席)
神奈川県川崎市高津区溝口2-20-1(Googleマップ)
JR南武線「武蔵溝ノ口駅」北口下車 徒歩10分
東急田園都市線・大井町線「溝の口駅」東口 下車 徒歩10分
http://www.scrum21.or.jp/
(駐車場台数が限られているため、極力公共交通機関でのご来場をお願い致します)
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入場料: ¥1,000(税込)(予約不要・当日支払・未就学児入場不可)
お席は十分にございますが、万一、満席の場合は当日先着順とさせていただきます。
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講演者: 分山貴美子・りょうすけ・森 幹男・キャロル アン カウフマン・青柳呂武
分山貴美子 (くちぶえ奏者)
講演者プロフィール:国立音楽大学卒業後、ピアノを弾きながらくちぶえを吹く独自スタイル「弾き吹き」で、楽器のしてのくちぶえを開拓し始める。
2007年日本人初総合優勝後、ビクターエンタテインメントよりアルバム「くちぶえ天国」、2016年「くちぶえ天国2“ピース”」をリリース。現在は人形のオウムスキャットとウクレレとくちぶえ弾き吹きのスタイルが多い。
CD付き口笛教本2冊出版し、都内に4箇くちぶえ教室を開催し、普及、育成にも力を入れている。
「口笛演奏のための選曲」
りょうすけ (くちぶえ奏者)
講演者プロフィール:2013年国際口笛大会アライドアーツ成人男性部門に弾き吹きで出場し2位入賞。2015年マスターズ国際口笛音楽フェスティバル弾き吹き部門2位入賞。2017年同フェスティバルクラシック部門3位入賞。ガットギターと口笛の相性と弾き吹きの可能性に惹かれ、ガットギター弾き吹きで演奏する機会も多い。各地で単発や常設の口笛教室を開講するなど、口笛演奏習得のための活動も積極的に行っており、初心者から熟達者まで、楽しく丁寧な指導には定評がある。
「弾き吹き 初級〜中級」
- 弾き吹きを始めて少し経つと経験する、いくつかの課題を取り上げる。
- 選曲はどうしよう?
- アレンジはどうすればいい?
- よい練習方法は?
森 幹男 (福井大学工学部准教授・博士(工学))
講演者プロフィール:防衛庁技術研究本部技官を経て,現在,福井大学工学部准教授。音声・聴覚・音楽情報処理に関する研究に従事。博士(工学)。日本音響学会,声楽発声学会,感性工学会各会員。
「口笛の科学 ―声道模型を用いた口笛の発音原理の解明―」
口笛吹鳴時の声道のCT/MRIデータを用いて声道モデルを構築した。 この声道モデルではオーバーブローイングにより基本周波数が変化し,その周波数は声道の共鳴周波数(フォルマント周波数)と一致した。実験で明らかとなった口笛の音量の謎について述べる。また,口笛の音域拡大方法や,ウォーブリング,重音奏法の原理についても述べる。
キャロル・アン・カウフマン (口笛奏者)
講演者プロフィール:キャロル・アン・カウフマンはWhistling Diva(口笛歌姫)である。 2度の口笛グランドチャンピオン、IWCエンターテイナー・オブ・ザ・イヤー賞受賞者であり、マスターズ口笛国際音楽フェスティバルのプロデューサーでもある。芸術的な自己表現を促進する非営利団体 CREATIVE BEING の代表理事。 キャロルの口笛に関する修士論文「Heresy to Artistry(芸術性への異端)」は、オンラインで無料で閲覧できる。
「世界クラスのパフォーマーになるためには」
世界中のステージで演奏してきた経験をもとに、パフォーマンスを向上させるためのテクニックについて解説し実演する。世界クラスのパフォーマーになるための、呼吸、アイコンタクト、動きなどを紹介する。
青柳呂武 (口笛奏者)
講演者プロフィール:口笛世界チャンピオン。東京藝術大学音楽環境創造科卒業、同大学院音楽研究科修了。在学中に音楽制作、音楽教育、声楽を学ぶ。 ヴァイオリンやホルン、声楽などの幅広い音楽経験によって培われた豊かな音楽性と、高い精度の演奏技術を持ち味としている。 2014年、第41回国際口笛コンクールIWCでの総合優勝をきっかけにプロの口笛奏者としてデビュー。 2017年、第1回めざましクラシックス超絶技巧選手権にて口笛で優勝。 2018年、「マツコの知らない世界」に出演。 2023年、フィギュアスケートのためのエチュードプロジェクト第一作品《チャーリーに捧ぐ》を、元日本代表(現在研究者・振付家)の町田樹氏と協働制作し、大きな反響を呼んだ。 ソロでの演奏活動のほか、東京藝術大学の卒業生で結成した口笛・津軽三味線・ピアノによる異色ユニット”AOI”や、口笛インストバンド”Peter Piper”等のグループでも活動し、口笛の新しい可能性を幅広く追及している。 ヴァイオリンを足立佳代子、作曲を西岡龍彦、声楽を櫻田亮、小林由樹、山下牧子の各氏に師事。
「演奏表現の向上を目指して」
(講演内容は変更することがあります)
(24.5/22 登壇順と講演内容を若干変更しました)