全体ガイドライン

(青色は前回WWC2022からの主な変更点)

カテゴリーについて

  • 弾き吹き、アライドアーツ、音源伴奏の3つのカテゴリーがあります。
  • カテゴリーは全てまたは任意の1〜2つを選んで参加できます。

弾き吹き・アライドアーツカテゴリー共通

  • 口笛演奏のクオリティーと、それを生かしたパフォーマンスであることが求められます。
  • マイクは7本とワイヤレスピンマイク1本が使用可能です。(持参マイクとの交換不可)
  • ステージ上のピアノが使用できます。
  • ステージ上で電源(100V,50Hz)、椅子、テーブル、譜面台は使用可能です。(数に限りあり。事前申請必要)
  • 持ち込み機材のステージセッティングは、原則として出場者側で行っていただきます。
  • ドラムセットなどの大音量の楽器(カホン程度は可)や、セッティングに時間の掛かる楽器・装置は使用できません。
  • キーボード・ギター等の電子楽器を使用される場合は、マイクで拾うのでアンプをご自身でご準備ください。(マイク本数に含む) なお、転換の都合上、DIは使用できません。

弾き吹きカテゴリーについて

  • 一人で口笛と楽器を同時に演奏するスタイルを弾き吹きと呼びます。
  • クラシック、ポピュラー各一曲の両方の得点を合算して順位を決めます。どちらか一曲のみでの出場は認められません。
  • クラシックの定義・規定は音源伴奏カテゴリーに準じます。
  • クラシックの伴奏は原曲通りでなく、簡略化したものでも構いません。
  • 伴奏音源は使用できません。
  • 弾き吹きの楽器は手動のもので、かつセッティングに時間のかからないものを使用可とします。(例:ピアノ、ウクレレ、ギター、オートハープなどは可。自動演奏機能のあるゼンマイ式オルゴールや手回しオルゴール、電子楽器の類いは不可)
  • 口笛と楽器の演奏が同時でないことが多い場合(交互に演奏するなど)は減点の対象になることがあります。
  • 楽器は必要な場合、複数種類を使用できます。
  • 演奏中は、譜めくり以外のアシスタントは認められません。なお譜めくりが必要な場合は出場者ご自身で手配してください。
  • メドレー(複数の異なった曲をつなげて演奏)はできません。

アライドアーツカテゴリーについて

  • ソロ部門とアンサンブル部門があります。
  • 口笛演奏する人数が1名の場合はソロ部門、2名以上の場合はアンサンブル部門になります。
  • 口笛を演奏しない共演者1名以上と演奏される場合でも、口笛演奏が1名の場合はソロ部門になります。
  • アンサンブル部門にエントリーされる場合は、他のカテゴリー/部門に併せてエントリーができません。(別途エントリーは可能)
  • アライドアーツカテゴリーソロ部門出場者は「原則として」音源伴奏または弾き吹きカテゴリーの音源審査を通過した方の中から選出します。但し、以下のいずれかに該当する場合は例外として選出の対象とします。
    • アライドアーツカテゴリーソロ部門のみにエントリーしている場合。
    • エントリ申込時に、エントリーフォーム上の「・音源伴奏および弾き吹きカテゴリーの音源審査が不通過であっても、アライドアーツソロ部門のみでも出場を希望します。」の項にチェックを付けていた場合。
  • 口笛演奏を中心としたパフォーマンスであれば原則として人数・構成は自由、音源伴奏や、生楽器伴奏、アカペラ(無伴奏)も可能です。
  • 弾き吹きスタイル(弾き吹きカテゴリー参照)はできません。弾き吹きカテゴリーに参加してください。
  • 当カテゴリーのみ、口笛の代わりに手笛・指笛など手を使用するスタイルでも演奏できます。
  • 複数名でパフォーマンスする場合に、アライドアーツ本選出場者が代表であれば、共演者は大会参加申込みされている方でもいない方でも構いません。
  • 複数名でパフォーマンスする場合に、他の出場組とメンバーが多少ダブっていても構いません。
  • メドレー(複数の異なった曲をつなげて演奏)も可能です。

音源伴奏カテゴリーについて

  • 当カテゴリーのみ年齢による部門分けがあります。(詳細後述)
  • 音源伴奏による口笛ソロ演奏のみ認められます。楽器伴奏はできません。
  • クラシック、ポピュラーの両方の得点を合算して順位を決めます。どちらか一曲のみでの出場は認められません。
  • 当大会において、クラシックは(バッハ、ベートーヴェン、シューベルトなどの)主にヨーロッパの伝統音楽のスタイルを指します。
  • クラシックでは、楽章の省略、繰り返しの省略、音域の変更、その他不自然でないカットや、楽器としての制約などに起因する、クラシックのスタイルに沿ったアレンジなどは認められます。
  • ポピュラーは、上記のクラシック以外の音楽を指します。
  • 当大会において、曲がクラシック、ポピュラーどちらに該当するかは、作曲家や曲目ではなく、伴奏も含めた演奏内容で判断されます。例えば、クラシック枠で明らかにポピュラー音楽のスタイル、と審査員が判断した場合に減点対象になります。
  • 予選・本選では、クラシックとポピュラーを続けて演奏します。そのためその間で衣装替えの時間はありません。どちらが先かは後日決定します。
  • メドレー(複数の異なった曲をつなげて演奏)はできません。

部門について

  • 音源伴奏カテゴリーのみ、以下の年齢部門に分かれます。アライドアーツと弾き吹きカテゴリーの年齢部門分けはありません。
    • チャイルド (12才以下)
    • ティーン (13才以上〜17才以下)
    • シニア (65才以上)
    • 成人 (18才以上)
  • 17才以下は成人部門へのエントリーは不可とします。
  • 65才以上でも希望すれば成人部門にエントリー可能です。
  • 年齢は大会最終日時点を基準とします。(2024年6月2日時点)

参加申込について

  • 大会当日の予選・本選に出場できる方であれば、国籍、性別、年齢、プロ/アマを問わず音源審査申込ができます。
  • 参加は口笛演奏に限ります。手笛・指笛など手を使用するスタイルはアライドアーツカテゴリーでのみ認められます。
  • 連絡は基本的に電子メールを使用しますので、電子メール(携帯メール不可)で連絡が取れる必要があります。
  • 音源審査費用、予選・本選申込費用は、銀行振込(日本国内からのみ)、またはPayPal(国外からのみ)で所定の期日までにお支払い頂きます。

審査基準について

  • 「マイナス要素」をその程度に応じて減点し、「プラス要素」をその程度に応じて加算し、その合計で採点します。
  • 「マイナス要素(全体)」は、審査に公平を期すため、特に大きく減点されますのでご注意ください。
  • 詳細については、「審査基準」ページをご参照ください。

音源審査について

  • 音源審査は口笛演奏を録音した音源による審査を行います。所定の情報をサイト上のフォームに入力の上、音源を提出してください。音源の提出はインターネットのストレージサービスを経由して行っていただきます。
  • 音源審査は、申し込むカテゴリーに応じて、本人の演奏による以下の音源または映像が必要です。
    • 弾き吹きカテゴリー: クラシックとポピュラーの映像を各一曲ずつ
    • アライドアーツカテゴリー: 映像(一曲)
    • 音源伴奏カテゴリー: クラシックとポピュラーの音源を各一曲ずつ
  • 映像、音声は無編集のライブ(生)演奏のものに限ります。(音源伴奏およびアライドアーツカテゴリーの伴奏音源を除く)
  • ガイドラインに則していないものは、再提出または減点となる場合があります。
  • 音源審査を合格した方のみ大会当日の予選・本選に出場できます。
  • 音源審査の審査費用はエントリーするカテゴリー数にかかわらず¥3,000(大会最終日時点18歳未満¥1,500)です。
  • 詳細については「音源審査ガイドライン」ページをご参照ください。

予選・本選について

  • 弾き吹きカテゴリーは予選と本選があります。
  • 音源伴奏カテゴリー成人部門は1次予選、2次予選と本選があります。(詳細は以下『音源伴奏カテゴリー成人部門の「新ラウンドシステム」について』参照)それ以外のカテゴリー・部門は本選のみです。
  • 予選・本選はコンサートホールでの公開審査を行います。
  • 予選・本選の参加費用は以下の通り:
    • 弾き吹きのみ、または弾き吹きおよびアライドアーツカテゴリーソロ部門に出場の場合: ¥15,000(大会最終日時点18歳未満¥5,000、65歳以上¥10,000)
    • アライドアーツカテゴリーソロ部門のみ出場: ¥10,000(大会最終日時点18歳未満¥5,000)。
    • アライドアーツカテゴリーアンサンブル部門に出場: ¥10,000
    • アライドアーツカテゴリーは参加人数あたり若干の加算あり)
    • 音源伴奏カテゴリー: 成人シード(2次予選より)¥15,000、シニア¥10,000、チャイルド・ティーン¥5,000
      (合わせて弾き吹き・アライドアーツカテゴリーソロ部門に出場する場合も追加費用なし)
    • 音源伴奏カテゴリー成人(1次予選)のみ出場: ¥10,000(但し、2次予選に進出された場合は、追加の¥5,000を大会当日にお支払いいただきます)
    • 音源伴奏カテゴリー成人1次予選と、合わせて弾き吹きand/orアライドアーツカテゴリーソロ部門に出場する場合は¥15,000
    • 収支改善のため、やむを得ず参加費上限値を¥14,000から¥15,000に値上げいたしました。
    • 弾き吹きの予選追加に伴い、弾き吹きの参加費を¥15,000といたしました。
    • 参加費用マトリックス:
  • 予選・本選参加に必要な交通費、宿泊費、食費等の諸経費は全て参加者の負担となります。
  • 予選・本選では、当日舞台上でのリハーサルはできません。
  • 詳細については、後日告知される「予選・本選ガイドライン」ページをご参照ください。

音源伴奏カテゴリー成人部門の「ラウンドシステム」について

  • 音源伴奏カテゴリー成人部門については、予選が「1次予選」と翌日の「2次予選」の2段階で行われます。
  • 音源審査の成績上位者は「1次予選」をシード(免除)され、「2次予選」からの出場になります。
  • 音源審査の成績中位者はまず「1次予選」に出場し、その成績上位者は「2次予選」に進出できます。
  • 「1次予選」は各々クラシックまたはポピュラーどちらか任意の1曲のみの演奏とします。(2分以上、5分まで)
  • 「1次予選」の曲目は、音源審査時や2次予選、本選の曲目と同じでも異なっていても構いません。(2次予選と本選は違う曲目であること)

選曲について

  • 音源審査と1次・2次等の予選、または音源審査と本選の曲目は同じでも違っていても構いません。
  • 音源伴奏カテゴリーの成人部門では、2次予選と本選は違う曲目である必要があります。従ってクラシックとポピュラー各2曲で計4曲の準備が必要です。
  • 弾き吹きカテゴリーでも、予選と本選は違う曲目である必要があります。従ってクラシックとポピュラー各2曲で計4曲の準備が必要です。
  • タイブレークの場合は審査員協議により判定するので、タイブレーク用の追加曲は必要ありません。
  • 過去のWWCで自身が演奏した曲目は、同一カテゴリー同一部門では選択できません。(減点対象)(音源審査は除く)

曲の長さについて

  • 音源伴奏および弾き吹きカテゴリーの音源審査では、クラシックは2分以上5分以内、ポピュラーは2分以上4分以内で、それを超えた部分は審査対象になりません。
  • 音源伴奏カテゴリーの1次予選では、クラシック・ポピュラー問わず2分以上5分以内。
  • 音源伴奏カテゴリーの2次予選・本選、及び弾き吹きカテゴリーの予選・本選では、クラシックとポピュラーの合計が9分以内であれば配分は自由。但しクラシック・ポピュラー各2分以上のこと。なお、クラシックとポピュラーの曲間は演奏時間にはカウントされません。
  • アライドアーツカテゴリーは、音源審査・本選ともに4分以内です。

伴奏について(音源、生伴奏とも)

  • 口笛で演奏する旋律と同じ旋律の音が、全曲の概ね半分以上にわたって明瞭に聞き取れる(いわゆるガイド付き)伴奏は使用できません。(減点対象)
  • ご存じの通り口笛演奏においては、伴奏に主旋律と同じ音が入っていると音程がかなり取りやすくなる場合があり、公平を期すためにこのような減点規定となっています。時間が半分程度というのは一つの目安ですが、実際にはそれによって音程面でどの程度有利になっているかを判断します。
  • クラシックなどでオリジナルの伴奏ですでに主旋律と同じ音が入っているものでも減点対象となり得るので、極力メロディーラインを外して伴奏音源を作成した方が減点リスクを避けられます。
  • 伴奏楽器の制約はありませんが、口笛または口笛に似た音(midi音など)、または歌声が入っている伴奏は使用できません。(減点対象)
  • 無伴奏は、全曲の概ね半分以上にわたる場合は認められません。(減点対象)(アライドアーツを除く)

表彰について

  • アライドアーツを除く各カテゴリー・各部門はそれぞれ1位〜3位までを入賞とします。
  • アライドアーツの各部門はそれぞれ1位〜2位までを入賞とします。
  • 特別賞(1名)を授与します。音源伴奏カテゴリー1次予選を除く、全てのカテゴリーの予選と本選出場者の中から、スコアに関係なく、審査員協議により決定します。該当者がない場合もあります。
  • 入賞者にはトロフィーまたは楯を授与します。

そのほか

  • 伴奏音源の事前提出はありません。(大会当日に持参)
  • 音源審査/予選・本選の各審査の終了後、順位と個別の審査結果(スコアシート)を後日お送りします。審査結果については、それ以外のお問い合わせはお受けできませんのでご了承ください。
  • 音源審査、1次・2次等予選、本選の審査はそれぞれ別個に行われます。音源審査、予選の審査結果が本選の審査結果に影響することはありません。
  • 当大会の予選・本選における映像・音声の使用権は全て主催者に帰属します。使用に関しては主催者の許可が必要です。

(updated on Mar 13th 2024)